盛心塾東京

売上98%減。瀕死から稲盛経営哲学を実践し、復活へ。

海外アーティストを招いてコンサートを開くという仕事を前職時代からやっています。15年前のある日、会社が倒産。仕事を引き継げることになり、設立したのが今の会社です。しかし、現場で動いていた自分に経営のことなど何もわかりません。社員と何度もぶつかり、どうしたものかと途方に暮れる日々。書店に並ぶ経営書を片っ端から読み漁る中で手に取った稲盛さんの「生き方」を読んで「これだ！」と思いました。入塾後、ある勉強会で、社員のことを話す機会がありました。ちょっと愚痴っぽくなっていたのかもしれません。「今、目の前に現れている現象はすべて自分の心の反映」という稲盛さんの言葉に触れて「ぜんぶ自分のせいだ」と気づきました。社員と真正面から向き合い、衝突や反発は自然と減っていきました。

コロナ禍では大打撃。売上は前年比で98%減。損害金は5千万円以上にも上り一気に債務超過となりました。もがき苦しむ中で、塾の多くの仲間がアドバイスをくれ激励してくれました。学びを実践していたおかげで内部留保もありましたし、「不況を乗り切る5つの方策」という稲盛さんの教えを見返し、一つひとつ愚直に実践。厳しい中でも「常に明るく前向きに」の精神で臨み、今年はコロナ前の売り上げを上回り、乗り越えることができました。その後、自社のフィロソフィをつくり、毎日1Pずつ朝礼時に唱和して全員で学んでいます。