リーマンショックで事業改革。
学びの実践で
堅実成長。
小泉大輔
株式会社オーナーズブレイン
代表取締役
年間200社の上場が20社へ激減。市場の変化をチャンスにした。
入塾は2006年。会社を設立してから3年目の頃でした。もともと私が監査法人に勤務していた頃、クライアント先の社長が入塾しており、稲盛さんの考え方をいろいろとお聞きしていました。その後「関わる人みんなを幸せに」と思って起業したものの、日々起こる経営課題に翻弄される毎日。自分自身がぶれない軸をしっかりと持つためには、本格的に経営について学ばねばと思ったのが入塾のきっかけでした。それまでIPO支援を手掛けてきたこともあり、企業の規模の拡大ばかりに目がいってしまっていた自分を反省。「人として何が正しいのか」を常に考え、仕事をするようになりました。自社でも京セラフィロソフィの勉強会を行い、クレド(行動指針)を半年かけて作成。今では毎週月曜日の定例ミーティングで、クレドに沿ったエピソードを全員が話し、自社の考え方の浸透を行っています。
2008年のリーマンショックは私たちの業界に大きく影響しました。年間200社上場していた企業数が20社程度に激減。市場環境の変化に対応する形で、私たちも変化を迫られました。それまでのIPO支援中心の事業構造から脱却し、多くの中小企業を支援するさまざまな事業を始めていきました。売上も一時的に落ちましたが、しかし塾での学びを実践し、事業構造を大きく転換してから今日まで、堅実に売上を伸ばしてきています。稲盛さんの本はたくさん出版されています。そこで学べることもあるでしょう。しかし、塾生の実践事例を生で聞き、質問して理解を深められる場は大変貴重です。いくら学んでもそれで満足し、実践しなければ、結果は出ません。どうすれば実践できるのか、どう実践するのかをともに学び、いい会社をつくっていきましょう。
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