昨日より1%頑張る。
1年後37.8倍の
自分と会社になれる。
野村孝博
株式会社野村運送
代表取締役
学んだことを一つひとつ実践。会社は確実に変わります。
創業は祖父で、鉄道の貨物の荷揚げ作業から歴史は始まりました。私が継いだのは2009年。嘘や駆け引きが多いこの運送業界の中で、自信を失っている頃、稲盛さんの「生き方」という本をたまたま手に取りました。「人として正しいかどうかを判断基準に経営する」という言葉に背中を押され、盛和塾に入塾して以来、盛心塾でも引き続き、学んでいます。もともと話すことが得意ではないこともあり、以前は従業員とプライベートの付き合いはほとんどしませんでした。しかし、塾で学んだ通り、コミュニケーションの量を増やしていくと、「給料上げてくれ」としか言わないと思っていた社員も、実はそんなこともなく、徐々に本音を交わせる関係に変わっていきました。
仕事柄、ドライバーを一斉に集めるのは難しいので、事務所に帰ってくるとその都度声をかけて、20分くらい自分の考えを伝えたり、相手の話を聴くようにしています。1日20回繰り返すこともあります。朝礼の時間も10分間、決めた本を全員で輪読しながら、ベクトルをあわせています。入塾した頃は、どこから手をつけていいのかわからないほどでしたが、学んだことを一つひとつ実践していくことで、会社は徐々に変わっていきました。私が従業員によく言っているのは1.01の法則。稲盛さんの「人生の方程式」は掛け算ですが、日々の努力も掛け算だと思います。毎日1%ずつ頑張っていくと、1年後37.8倍の成長があるのです。経営に悩んでいる人は、ぜひ一緒に学びましょう。自分次第で、会社は変わります。