7/8(水)
2026.7.8 月例会
- 発表者
- 矢内廣 塾生 ぴあ株式会社代表取締役社長
- 場所
- 東京プリンスホテル
DETAIL
of EVENTイベントの詳細
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東京プリンスホテルにて、盛心塾東京7月度月例会が開催されました。 体験発表会では、ぴあ株式会社代表取締役社長の矢内廣塾生より、『ぴあ株式会社の創業史・理念・事業拡大と危機対応』と題し、貴重なご発表をいただきました。 矢内塾生は、中央大学在学中の1972年、資金も人脈もノウハウもない一学生の身で情報誌『ぴあ』を創刊されたお話から始められました。紀伊國屋書店の田辺茂一氏、後の教文館社長・中村義一氏という二人の恩人との出会いによって書店網が大きく広がっていったことや、1984年に日本初のオンラインチケット販売「チケットぴあ」を立ち上げられた経緯などを振り返られ、出版業から情報流通業へと事業モデルを変身させながら、2003年の東証一部上場に至るまでの歩みをお話しいただきました。あわせて、創業の思いを言語化した企業理念「ぴあアイデンティティ」(はじめに遊びがあった/一人一人が生き生きと)についても触れられました。 54年の歴史の中では、2008年のシステムトラブル、そして2020年のコロナ禍と、二度の大きな経営危機を乗り越えてこられたとのことです。業界全体の売上が8割減という状況の中、矢内塾生は「最後の砦はリストラではない」との考えのもと、役員報酬の大幅カットと全社員持株制度を活用した独自の仕組みで雇用を守り抜かれました。また、東日本大震災の際には社内発のボランティア活動「チームスマイル」を通じ、10年にわたり東北の復興支援を続けられたお話も印象的でした。 矢内塾生は盛和塾塾生として稲盛氏の薫陶を受け、「盛和塾東京」の初代世話人を務められた経歴をお持ちです。発表の随所では、稲盛塾長との深いご縁にも触れられ、かつて社長交代を迫られた際に稲盛塾長がぴあの役員会にまで足を運び、矢内塾生を支えてくださったという出来事や、物事に向き合う強い情熱の大切さを学ばれたことをお話しくださいました。質疑応答でも活発なやり取りが交わされ、時代の変化に合わせて業態を変えながらも「一人一人が生き生きと」という理念を貫き通してこられた54年の歩みは、参加した塾生にとって大変学びの多い発表となりました。


